恋する星曜日～Pure Love Story～

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「へぇ、そんなことを言ってきた人がいたんだ？ 昨日の合コン」



あたしの話を聞いて、ユリが身を乗り出してきた。

ユリはあたしの大学の友達で、授業の合間の空き時間にはこのカフェで時間をつぶすのがあたし達の習慣となっている。

ガラス張りのカフェの窓際の席が、あたし達のお気に入りだ。



「ちなみにどんな人だったの？」


「んー、ルックスは良かったよ。背も高いし」


「へぇ、いいじゃない」


「いや、いいも何もないでしょ。付き合う気ないし」


「そっか、セーラは異国の地にいるカレに、忠誠を尽くすわけね」


マジメだなぁと、ユリが笑う。


「そんな、忠誠を尽くすとかじゃないよ。

あたし自身が、カレ以外の人と付き合いたいと思わないんだもん」