恋する星曜日~Pure Love Story~
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カイト先輩が連れて来てくれたのは、路地裏にあるカフェだった。

大通り沿いの駐車場に車を止めて、少し歩いたところにあるその店は、コーヒー好きのオーナーが趣味で開いた店なのだという。


白木で作られたログハウス風の店内に、淡い若草色のカーテンが爽やかな印象の店だった。



「うちの近くにこんな素敵なお店があるなんて、知らなかったなぁ」



「この店、雰囲気が良くて居心地いいから、よく来るんだ」



誰と来るんですか、とは、あえて聞かなかった。

素敵なカノジョさんと一緒に来るに決まってる。



「この店は、ケーキも評判いいんだよ」



カイト先輩に勧められて、あたしはショートケーキとアイスコーヒーを頼んだ。
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