恋する星曜日~Pure Love Story~
「いいって、別に。正直に言ってごらんよ」



カイト先輩が優しく笑うから。



「……ごめんなさい、そのとおりです」



気まずいながらも、正直に告白した。



「だよな。流星群も知らないし、そもそも、今日の俺の講義だって、なんだか眠そうな顔して聞いてたもんな」



うっ、バレてた。



「別に責めるつもりはないんだけど、どうしてわざわざ、興味もないのに天文部に入ろうと思ったわけ?

せっかくの高校生活、やりたいことをやった方がいいと思うけど」



不思議そうにあたしの顔をのぞくカイト先輩。


あたしは、返答に困る。



だって、あたしの「やりたいこと」は……

「ダイスケのそばにいる」ってことだから……



あたしは無言で、アイスコーヒーに口をつけた。
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