恋する星曜日~Pure Love Story~
「次回からも、助手席にはダンボールを置いておこうか」
「お願いします!」
「ついでに、カーブの時に勢いをつけて曲がって、遠心力でダイスケがセーラちゃんの方に倒れるようにしてみたりして」
「あはは、それは危険だからしなくていいですよ」
カフェでは、ダイスケ攻略の作戦会議のほか、カイト先輩が星や宇宙のことを分かりやすく話してくれたり、学校の勉強を教えてくれたりするのもまた、定番になっていた。
今日も、ダイスケのことを少し話したあとで、物理の宿題を教えてもらっていた。
「あーもう、あたし、物理って大キライ」
テーブルにパタリと伏せたあたしの頭を、カイト先輩が教科書でポンとたたく。
「そう言うなよ。こうして教えてるんだから」
あたしは「は~い」と返答しながら、ムクリと顔を上げた。
「お願いします!」
「ついでに、カーブの時に勢いをつけて曲がって、遠心力でダイスケがセーラちゃんの方に倒れるようにしてみたりして」
「あはは、それは危険だからしなくていいですよ」
カフェでは、ダイスケ攻略の作戦会議のほか、カイト先輩が星や宇宙のことを分かりやすく話してくれたり、学校の勉強を教えてくれたりするのもまた、定番になっていた。
今日も、ダイスケのことを少し話したあとで、物理の宿題を教えてもらっていた。
「あーもう、あたし、物理って大キライ」
テーブルにパタリと伏せたあたしの頭を、カイト先輩が教科書でポンとたたく。
「そう言うなよ。こうして教えてるんだから」
あたしは「は~い」と返答しながら、ムクリと顔を上げた。