恋する星曜日~Pure Love Story~
――ダイスケに指定された待ち合わせ場所は、駅前広場だった。
午後2時10分前。
時間より少し早く着いたあたしは、駅前広場でやっているキャンペーンを目にして、思わず苦笑した。
そこには今日も、「エイズ撲滅キャンペーン」ののぼりが立っていて、黄色いTシャツを着た人たちが、「アレ」を配っていたのだ。
そしてそこには、カイト先輩の姿もあって。
「セーラちゃん!」
あたしに気づいたカイト先輩が駆け寄ってきた。
「今日のデートって、ここで待ち合わせだったんだ?」
「そうです」
「その格好、似合ってるよ」
Aラインの白いワンピに、水色の半袖カーディガン。
バッグと靴も白でそろえたその格好は、2時間も悩んで決めたコーディネートだった。
「ありがとうございます」
午後2時10分前。
時間より少し早く着いたあたしは、駅前広場でやっているキャンペーンを目にして、思わず苦笑した。
そこには今日も、「エイズ撲滅キャンペーン」ののぼりが立っていて、黄色いTシャツを着た人たちが、「アレ」を配っていたのだ。
そしてそこには、カイト先輩の姿もあって。
「セーラちゃん!」
あたしに気づいたカイト先輩が駆け寄ってきた。
「今日のデートって、ここで待ち合わせだったんだ?」
「そうです」
「その格好、似合ってるよ」
Aラインの白いワンピに、水色の半袖カーディガン。
バッグと靴も白でそろえたその格好は、2時間も悩んで決めたコーディネートだった。
「ありがとうございます」