恋する星曜日~Pure Love Story~
スーっと血の気が引くあたしをよそに、ダイスケは照れたように笑って、こんな言葉を続けた。
「カイト先輩とセーラには、言っとこうかな。
実は俺……ユキコ先輩に、告白したんです。
それで、付き合うことになって。
今度、初デートなんですよ。
だけど俺、デートなんてしたことないし。
ユキコ先輩が年上なだけに、ヘタなデートコースに連れて行きたくないじゃないですか。
だから、あらかじめ下見をしておきたくて。
それで、セーラにデートコースの下見に付き合ってもらおうと思ったんです」
デートコースの……下見……?
あれはデートの誘いじゃなくて、本番のデートのための、下見に誘われただけだったの……?