恋する星曜日~Pure Love Story~
カイト先輩が連れてきてくれたのは、海だった。

海岸線に沿って、ドライブ。

時刻は4時を過ぎていたけど、まだ辺りは明るく、太陽光が水面にキラキラと反射して光って見えた。



「やっぱりこういう時は、海に向かってバカヤローって叫ぶんだろ?」



「いつの時代の青春映画ですか、それ」



クスクス笑うあたしに、先輩も笑う。




それから、駐車場に車を止めて、小さな展望台に上った。

階段を上りきると……



「わぁ!」



そこから見える光景に、あたしは息を飲んだ。


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