恋する星曜日~Pure Love Story~
*********
それから、いったん展望台を後にして。
ドライブをしたり夕食を取ったりして、日が暮れたころ、あたし達は展望台に戻ってきた。
もちろん、別に展望台に登るまでもなく星空は見えるわけだけど……
「誰もいない展望台から夜空を見上げると、星空をひとり占めしてる気分になれるんだ。
……今日は、『ふたり占め』だけど」
そう言ったカイト先輩の気持ちが、何だか分かるような気がした。
辺りは静かで、視界を遮るものは何ひとつなく。
「……なんだか、星空に吸い込まれそう」
そんな気分になる。
ふいに、カイト先輩があたしの肩に手を置いた。
「でさ。ここなら心おきなく泣けるだろ?
……俺、先に下に降りてるから。
思いきり泣いて、スッキリしろよ」
それから、いったん展望台を後にして。
ドライブをしたり夕食を取ったりして、日が暮れたころ、あたし達は展望台に戻ってきた。
もちろん、別に展望台に登るまでもなく星空は見えるわけだけど……
「誰もいない展望台から夜空を見上げると、星空をひとり占めしてる気分になれるんだ。
……今日は、『ふたり占め』だけど」
そう言ったカイト先輩の気持ちが、何だか分かるような気がした。
辺りは静かで、視界を遮るものは何ひとつなく。
「……なんだか、星空に吸い込まれそう」
そんな気分になる。
ふいに、カイト先輩があたしの肩に手を置いた。
「でさ。ここなら心おきなく泣けるだろ?
……俺、先に下に降りてるから。
思いきり泣いて、スッキリしろよ」