恋する星曜日~Pure Love Story~
ユキコ先輩と付き合いはじめたダイスケは、部活帰りにカイト先輩の車に乗らなくなった。
ユキコ先輩を送って帰るためだ。
「部活以外の日は、ユキコ先輩も俺もそれぞれ予備校に通ってるから、せめて部活の日くらいは、少しでも長く一緒にいたいと思って」
そんなダイスケのノロケ話も、少しずつ穏やかな気持ちで聞いていられるようになってきていた。
あたしはといえば、相変わらず部活帰りにはカイト先輩に車で送ってもらい、途中のカフェに寄るのも変わらなかった。
カフェで星の話を聞くのも、勉強を教えもらうのも、それまで通り。
変わったことと言えば。
「セーラ、その3問目、答え間違ってるぞー」
いつの間にか、カイト先輩があたしの名前を呼び捨てにするようになったことくらい。
ユキコ先輩を送って帰るためだ。
「部活以外の日は、ユキコ先輩も俺もそれぞれ予備校に通ってるから、せめて部活の日くらいは、少しでも長く一緒にいたいと思って」
そんなダイスケのノロケ話も、少しずつ穏やかな気持ちで聞いていられるようになってきていた。
あたしはといえば、相変わらず部活帰りにはカイト先輩に車で送ってもらい、途中のカフェに寄るのも変わらなかった。
カフェで星の話を聞くのも、勉強を教えもらうのも、それまで通り。
変わったことと言えば。
「セーラ、その3問目、答え間違ってるぞー」
いつの間にか、カイト先輩があたしの名前を呼び捨てにするようになったことくらい。