半径1メートルの悲劇
やっと授業終わった。
帰れる・・・。
ハゲ(担任)のどーでもいい話しも終わった。
ただ、高岡たちはまだ戻っていなかった。
「啓介、帰るかー。」
「あぁ・・・帰るか。」
教室には俺と光樹と男子たち。
戸締まりしなくてもいいか・・・
「じゃあ、帰るか。」
「ちょっと待って!!」
後ろから声が聞こえた。
女子の声。というか、悠里の声。
振り向くとそこには、悠里と・・・
―・・・髪の毛を整えて、頭のてっぺんでおだんごをした高岡がいた。
「どう?可愛いでしょ!?」
「うわぁ!夏ちゃん可愛いよ!」
「・・・・・・可愛くないから。」
高岡は照れ隠しなのか下を向いていた。
俺も感想言わなきゃな・・・