半径1メートルの悲劇
「似合ってる・・・。」
これだけ言うのにすごく緊張した。
だって・・・
可愛いから・・・
「褒めてもなにもでないから。」
高岡は、ポーカーフェイスを気どっているが顔はほんのりとピンク。
「あれ、高岡?
ちょー可愛いじゃん!」
「え!?高岡かよ?」
「メアド聞いちゃおっかなー」
ざわざわと男子たちの声が聞こえる。
高岡、人気だな・・・
「高岡さーん♪
メアド教えてよ!」
一人の男子が肩に手をかけようとしたとき・・・
「私に触るんじゃねー!!
うぉりゃぁぁあーー!!!」
男のみぞおちに高岡のパンチがヒットした。
やっぱり、高岡は高岡だった。