【短編】自分ウィキ
「お前いつ小山田の携帯見た?」


「え?昨日のお昼休みだったと思うけど」


「……都市伝説だと見られた日の深夜零時に、死ぬらしい」


腕を組み、三田村は深く思案する。もしくは自分ウィキに関する情報を引き出してるみたいだ。


「多分、それさえ切り抜ければ大丈夫な筈」


「うん……」


「そんな死ぬ。みたいな顔すんなよ。そうだ、じゃあ今日俺ん家に来いよ。そしたら一人っきりじゃなくて安心だぜ?」


「…三田村と二人っきりの方が危ない気する」


でも、結局私はその案に乗ることにした。
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