【短編】自分ウィキ
自分ウィキ、2
夜。11時55分。
私は三田村の部屋で毛布にくるまりテレビを見ていた。
並ぶ様に三田村も座って、届いたばかりの自分ウィキを見てる。
テレビでも見てたら気が晴れて、呪いの事を忘れられるかなと思ったけど。
全然そんな事はなく、時間が気になってしょうがない。
視線を携帯の液晶に落とすと今は58分。
あと、2分。不安は隠せない。
自分ウィキでも眺めようかとも思ったけど、どうにもそんな気にはなれない。
自分を殺しに来るかもしれないそれを悠長に眺められるほど私に余裕はないのだ。
それなのに三田村は自分ウィキに一喜一憂してる。コイツの考えはわからない。
私は三田村の部屋で毛布にくるまりテレビを見ていた。
並ぶ様に三田村も座って、届いたばかりの自分ウィキを見てる。
テレビでも見てたら気が晴れて、呪いの事を忘れられるかなと思ったけど。
全然そんな事はなく、時間が気になってしょうがない。
視線を携帯の液晶に落とすと今は58分。
あと、2分。不安は隠せない。
自分ウィキでも眺めようかとも思ったけど、どうにもそんな気にはなれない。
自分を殺しに来るかもしれないそれを悠長に眺められるほど私に余裕はないのだ。
それなのに三田村は自分ウィキに一喜一憂してる。コイツの考えはわからない。