本庁
 と言い、車のハンドルを握り続ける。


 それから慌しい東京の街を走り抜け、山口たちは北新宿から目白、池袋近辺まで捜査を行った。


 言うまでもないが、山口も安川も吉田栄輔とは一面識もないし、単に捜査線上に浮上してきた人物としてしか認識していない。


 捜査は続行された。

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