本庁
「ただ今、警視庁管内で殺人事件発生。場所は港区六本木。害者は男性で、死因は後頭部殴打による失血死。マル害の身元まではまだ割れていない様子。六本木南署に緊急捜査本部が設置された模様。繰り返す。……」
美和子がそう言い、本庁からの緊急入電を繰り返した。
村山が口を開く。
「山口君」
「はい」
「君が今から現場に向かってくれ。念のため、拳銃保管庫から専用のオートマを一丁持っていってくれよ。凶悪犯だったら撃ち殺しても構わん。君らしい荒療治をたっぷりと見せてくれ」
「分かりました」
山口が頷き、席を立つと、安川にも一緒に臨場するよう促した。
二人でこれから六本木の現場まで向かうつもりでいる。
マル害は後頭部を殴られて失血死したと美和子は言っていたが、その度合いは一体どのぐらいなのだろう。
美和子がそう言い、本庁からの緊急入電を繰り返した。
村山が口を開く。
「山口君」
「はい」
「君が今から現場に向かってくれ。念のため、拳銃保管庫から専用のオートマを一丁持っていってくれよ。凶悪犯だったら撃ち殺しても構わん。君らしい荒療治をたっぷりと見せてくれ」
「分かりました」
山口が頷き、席を立つと、安川にも一緒に臨場するよう促した。
二人でこれから六本木の現場まで向かうつもりでいる。
マル害は後頭部を殴られて失血死したと美和子は言っていたが、その度合いは一体どのぐらいなのだろう。