天然系カレシ
「幸乃」
「あ…ぅ……」
「あーん」
断ろうと思ってんのに身体がぁー
口がぁー反応しちゃうー
小さい頃はしょっちゅうやってたし椿のコトす、好きとか考えたことなかったから恥ずかしくないけど…
自覚してからはやっぱり恥ずかしいよー
でも食べないと椿のことだからずっとやってるよね
えぇい!!こうなりゃぁ食べてやろうじゃないのよ!
「はい」
「ぁー……「たっだいまー!!」
「ぴぎゃぁあ??!!」
口を開いて苺を食べようとした瞬間
バタンッて音と一緒に楓さんの声が聞こえた
アタシは思わず椿を吹っ飛ばしてしまった
「いたい…」
「きゃぁー!!ごめーん椿ー!!」
「…お前ら…何してんの?」
あなたのせいですよ楓さん!!
なんて言ってる場合じゃなかった!
「まぁたジャレてたのかー」
「あ、いや、あの……その…」
「幸乃に苺食べさせてあげようとしてたのに…」
「もしかして俺バッドタイミング…?」
「うん」
あぁそんなバカ正直に言うなばかぁ!!
「アタシ帰る!!じゃ、また明日迎えに来るからじゃね!!」
もう絶対顔赤い!!
サイアクだよー!!