王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「……まぁ、その話は、後だ。奥さんに何を言うか分からんが」



担任はそう言ってあたしの頭をごしごし撫でる。そのせいで、あたしの髪はぐしゃぐしゃだ。



しかも、担任の撫で方は強烈に変な音がするのだ。



パサパサ?ガサガサ?分からないが、そんな感じの音だった。



バシッと担任の手を掴む。



「……何これ……」



「見て分からんか?」


分かるよ?分かるけど……



「のりだよね?」



なんでのりを手のひらにつけて、あたしの頭を撫でるのかは分からない。



「なんでのり?」



「今日の夕飯が、のりだからだよ」



は?のり?だからってあり得ないんだけど……



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