王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「普通先生はするか?協力なんて」



「しないって言うか、担任は普通じゃないからするんじゃない?」



「ほぅ、もう屋台の物奢らなくても良いんだな?」



担任はそう言ってあたしをちら見する。


「良いもん!トモに奢ってもらうし!」



「良いわよ?あなたのお小遣いで奢ってあげるわよ」



トモさん最強発言だ。トモから、少し離れた場所で担任は、少しメソメソしている。



奢ってもらわなくても大丈夫だけどね!ちゃんとお小遣いもらってるし。



案外安いんだ。屋台の品物って、だから十分あたしのお小遣いでも足りていた。


「話戻すぞ!でっ、普通はしないだろ?協力なんて」



「うん!」



「俺が、協力した理由は、柚樹が神風の義理の妹だったからだ」



「は?!」



担任の口から出た言葉にあたしは、目を丸くした。



< 169 / 211 >

この作品をシェア

pagetop