王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
それから数日間、あたしの周りで異変が起こっていた。
誰かの視線を感じて、振り向くと、誰もいなかったりがしょっちゅうだった。



机の中身が、教科書からカエルに変わってたりもしょっちゅうだった。



「鈴(リン)ちゃんだいじょうぶぅ?わたし、なんもできないけどぅ、応援はしてるよ?」



親友の里香ちゃんだ。里香ちゃんは、ふわふわな髪をしてるから、お人形さんみたいで可愛いんだ。


鳴き声がはにゃんなんてたまに言う。
おっとりとしてるから、男子にいつも心配されていたりもしてる。



裏表がなくて、ありのままですごく可愛いとあたしは思う。


「ありがとう、里香ちゃん」



「ううん、わたし鈴ちゃん好きだから……負けないでほしいの」



ぎゅっと抱き付けば、はにゃんなんて可愛い声をもらす。



可愛いな……頑張ろう!カエルは大嫌いだけど……



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