王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「好きだよ……愛してる」



「はっきり言うわね?」



「本当の事だから、嘘なんて付いたら、損だから」



そう言うと、トモはアハハっと口を大きく開け笑った。あたしは、バカにされたような気がして少しムカついてしまった。



「ハハ……ごめんなさい、謝るわ。カエルと写真の事」



「写真?」



トモは、保健室のベッドにドカッと腰を下ろした。



「ええ、携帯の写真を写した子は弟なの」



「え?!弟?!」



「可愛いでしょ?女の子みたいで、クラスで人気みたいよ」



確かに可愛い子だった。でもなんで、弟に頼むの?



「嫉妬よ……あまり話せないもの倖先生と」



トモは、だんだん赤くなる。



さっきまで何も話さなかった女の子は、あたしとトモの間に割り込んでくる。



「分かります!」



ビックリだよ。



「私も話せないんです」



しかも、かなり声がでかい。



女の子は、セーラー服らしく、中学生だとすぐに分かった。


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