王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「先生って髪長いよね」



不意にそう言うと、先生はあたしに近付いてきた。ふわりとタバコの匂いが鼻をかすめる。



「触ってみる?」



「え!?」



良いのかな?



お言葉に甘えてあたしは、先生の髪を触る。
金髪の長い髪は、すごくサラサラだ。



たまに先生は、一つに縛っている。今みたいな季節は、しょっちゅう髪を縛っている。



きっと暑いからだよね。
あたしも先生みたいな髪になりたいな。


「気持ちいいね」



「そうかい?お嬢さんもサラサラみたいで、触ると気持ち良さそうだね」



「っ……」



軽くあたしの髪を先生は触る。それだけなのに、先生が触るとすぐに感じてしまう。



気持ちいいなんて思ってしまう。


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