王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「フフ、じゃあ始めようか。平泳ぎ……」



先生は、第2コースまで移動する。あたしは、第1コースだ。



学校には、それぞれコースが書かれている。因みに第5コースまである。



4って数字は不吉だからかもしれない。だから、5まで書いてあるのかもしれない。


「準備は良いかい?」


だだだだ……



『ちょっと待った!!』



え?この声って桐原先生?



不思議に思いあたしは、振り返り見上げる。先生も不機嫌そうに振り返る。



桐原先生は、息を乱しながらもの凄い速さでこっちに向かって来たのだ。



「どうかしました?桐原先生……」



先生がそう問いかければ、桐原先生は、瞳を大きくさせ、言い放った。



「…はぁ……変われ!」



「何故です?」



満面の笑みを浮かべ先生は言う。その笑顔に桐原先生は、若干引きつっているのが分かる。



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