王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
けど、先生には彼女が居るからあまり意味はない。



彼女が居るから、早く帰りたいんだ。こんな罰ゲームを終わらせて。



「早くしろよ……」



先生はそう言うと、目を瞑った。罰ゲームは、確か、一時間キスをする事だ。



あたしからそっと先生の唇に自分の唇を近付けさせる。



いつ先生が目を開けるか、ヒヤヒヤしながらあたしは、近寄る。



先生の腕をグイッと引っ張り、そっと唇に触れる。



「んっ……」



先生の甘い吐息。先生は、その瞬間目をパチッと開けあたしを優しそうな表情で見つめボソッと呟いた。



「やばいな……」



「え?」



「こっち来い!!」



え?



不意に先生に、すごく強い力で腕を掴まえられ先生は、急いでプールから出ると、あたしを連れ女子更衣室にダッシュする。



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