王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「犬とその飼い主」



蛍は、ぼそっとそう呟いた。



「あ~ごめんね?傷ついちゃった?なら、俺の笑顔に免じて許してね」



笑顔を浮かべて、蛍は言う。なんとなくムカついたあたしは、蛍に近付き。



だん……



「っ……普通アイドルを本気で踏むかな?」



蛍の足を本気で踏みつけたのだ。



あんまり痛くないように、素足でしてあげたんだからね!
本当は、わざわざ靴に履き替えてやりたかった。



だけど、そんな時間があるのなら、違う事に使う方が時間的に都合が良いから。だから、素足で踏んだのだ。



「っ……渚遠!やべ~早く行かないと、次の仕事が……」



「分かったよ、お嬢さんはどうする?」



「え?あたし?」



「……迷うなら、来いよ」



「うん……」



先生の言葉にあたしは、自然に頷いていた。



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