あなたは、一人ぢゃない
「どーした????」
「いやっっ。」
「嘉梨菜のこと???」
「違う。」
「…はっ?」
「じゃあなんで???」
「あのさ、今日、一緒に帰れないかなぁ???」
は???? ますます、いみわからん!!!
「なんで??」
「話したいコトがあるから。」
「今言ってくれへん???」
「えっ!でも…」
「ぉねがい!!!帰りは、皆とかえるから!」
そしたら、甲斐斗は、黙ってしまった。
長い長い沈黙のあと、口をひらいたのは、甲斐斗だった。