猫と僕と
「じゃあ、そろそろ行きます。お邪魔しました。」




―ガチャ





僕は玄関からもう1度、ブチとワッタを睨み付けた。



「お前ら…いい加減に……」




「いいじゃね〜か!凜ちゃんも”大丈夫”って言ってくれたし、これがきっかけで仲良くなるかもよ!」

「むしろ、嫌われただろ」



本当にブチはお調子者だ。ってか脳天気っつーかデリカシーがない。だからモテないんだ。



まぁ僕が言えた立場じゃないけど。



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