猫と僕と



………?




誰だ?







(ボン、凜ちゃんかもな♪)





全く反応しないボンを膝から下ろすと僕は玄関に駆け寄った。





「はい」



玄関を開けると、そこには僕のアイドル、凜ちゃんが立っていた。ビックリして一瞬で髪に手櫛を通す。





「あの、昼間に貰った野菜で作ったんで、良かったら食べて下さい。」



目の前に出されたのは肉じゃがだった。



「えっ?いいんですか?」

「はい、たくさんいただいちゃったし、お礼です。料理しないって言ってたから、手作りの物が食べたいかなって…」





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