猫と僕と
また大きなため息をついて僕は窓の外を見た。




「はぁ〜」






「ふぅ〜」






「はぁ〜……」





ため息ばかりが出る。



両腕を上げて、一気に背筋を伸ばしながら、畳みに寝転んだ。



「あ゙〜!!!いい事ねぇかなぁ〜!!!」





―ゴロン




ボンの隣に寝転ぶと、ボンのフカフカなお腹に顔を埋めながら抱き着いた。



「ボン〜…」



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