オグライス詩集
春の歌

新しいドラマが始まり

そろそろ半袖の季節がやって来る

僕らが残した軌跡は

宛先のない手紙のようで

何時の間にか消え去っているんだろう?

二人の間にはちゃんと残っているんだろう?

oh 夕日に手を伸ばし 束ねた髪を振り解く

無口な君もそよ風にははにかむ

何時かのバルーンが空へと舞う

君と二人で歩んでいく細道で

肩にそっと手を置いたんだね

驚いた顔が笑った顔になったら

影が1つに重なる
< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop