魔女狩り
プロローグ
これは、ある記事の一説である。



1990年



フランスの○○村にて、村人が次々に死亡するといった奇怪事件が起こった。。



ただ不思議なのは、現場の屋敷に置いてあったとされる手紙







“皆様どうか、魔女を探し出してください。



そして、この非道な連鎖を止めてください。”







いまだ、この事件は謎のままである。







「ふーん・・・。」



石井 晃はつまらなそうに息を吐いた。



「大分昔の話だな。」



1990年。



「仕方ないでしょ?まともな題材がこれしかなかったんだから。」



そもそもこれは、夏休みの自由レポートの題材なのだ。



「それも、提出が登校日なんだよ?」



「まぁ、間に合うっしょ。」



結城 捺葉はため息が止まらない。



こんなので終わるの?



不安は募るばかりである。



そんな時。



「みんなー!グッドニュース!!!」



遊戯?どうかしたか?



中原 遊戯だ。



「さっきよ~、福引したら・・・なんと・・・」



『なんと?』



「一等、フランス旅行当たっちゃったぜ!」



『・・・はぁ?』



全員の声が重なった。



「それも全員分♪」



< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop