ミルクキャラメル100個分
1個目
キーンコーンカーンコーン・・・

「・・・」

「お前は何回言ったら分かるんだぁぁーーーっ!!!」

「・・・」

今私・・・説教されてます。

「なぁ、何も言えねぇのか??」

「言えばいいんでしょう。
 言えばっ!!
 どうしてキャラメル持ってきちゃいけないの!?
 私・・・食べたいんだもんっ!!!」

中学2年生
里山 虹架
下の名前はななかって読む。

ってヵ学校にキャラメル持ってきて怒られてるんだ・・・。
もう5回目ェェ~・・・

なんで持ってきたらいけないんだろッ

「食べたい…へぇぇ。
 帰ってカラ食え!!!」

「帰りますよ!言われなくても!!」

ガチャン!


ドアを閉めて出てくると不思議な人…

「またキャラメルの件?」

誰だろう…?

「・・・」

怖かった。学校の廊下で普段着で制服着ないで立ってる。
でも顔がまだ子供顔…。
転校生カナ??

「無視しないでよ。
 俺、阪井 連
 俺もキャラメルスキだよ?
 あッ!俺転校して来たんだ!
 3Cだからヨロシク!
 君のクラスは?」

話長いやつ…


「2B」

はっきりと1ことだけ言った。
帰ろうとしたら

「待って待って!
 名前は?
 俺のコトはレンって呼んでくんない?」

何コイツ??

「里山 虹架ですが??
 先輩だし、どうきゅじゃない人のコト名前で呼びたくないです。
 阪井先輩?」

「んぢゃぁそういう関係やめない?
 キャラメル1個ちょうだい?」

・・・何なの?
1個渡してから

「そういう関係?
 上下関係ってダメなんですか?」

「そうじゃない」

何なのよ!!
でも言われるコトは大体分かる・・・

「恋人なろっ?」

キターーーーーーァ(汗)

何よ!!
初対面のクセしあがって!!

「ムリです。
 絶対に!」

断ることしか出来ない。
だってさぁ、私と性格合わないんだもん・・・

「えっ・・・」

そのまま走って逃げた
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