僕の白雪姫
誰かにとられる!!
勢いよく立ち上がり自分の教室を出ようとする。
「どこいくんです?」
教室から出ようとすると龍に呼び止められる。
てかなぜ敬語!?
ドアをギュッと掴み瞬をおもいっきり睨み付ける。
「どうでもいいだろ!!」
「だめです!!」
陸斗の手を自分の肩から離して俺に近づいてきた。
そして俺の手首を掴み手首を持ち上げてくる。
「姫のところに行くんですか?」
ギクリッ……
かわいい顔をしているのに油断したら取り込まれてしまいそうな感じだ……。
いやな感じ……。
龍もこんな感じの性格なのか?
俺は瞬に「行っちゃだめですよ?」って言われ力強く引っ張られ姫のところに行かせてくれなかった。
「なぁ……瞬て性格悪くないか?」
帰り道
今から陸斗の家に行って遊ぶところだ。
陸斗は自分の家に帰り部屋を片付けると言って先に行ってしまった。
「あいつは世界一性格悪い男だからな…」
やっぱり零から見てもそうなんだな……
龍もそんな感じなのかもしれない。
「じゃあ龍もあんな性格なのか?」
「まさか……瞬と違って世界一性格がいい男だな…」