僕の白雪姫
「だからちげぇよ!!殺すをゴラァ!!……そ―じゃねぇよ!!」
なんか俺の周りって…
騒がしいな……。
「早く答えろ!!」
ガンッ!!!
ヒィィィ!!!!
こっちが怖いわ!!
てか口から血吹いてるぞ!?
さすがにヤバイと思った俺は仕方なく陸斗たちのケンカを止めることにした。
だけど俺が止めようとする前に瞬がいった一言で
俺の動きが一瞬で止まる。
「だって…だって龍が俺に行かせたんだよ!!」
「あぁ?」
「龍が……姫から電話があったって……」
「そんだけでここに来たのか?」
「そうだよ……姫が電話で私に付きまとってくる人がいるって…」
え…。
まさか……
「名前がたしか……れんじ…」
「はぁ!?」
それを聞いて俺の動きがピタリと止まる。
陸斗も零も俺の方を見る。
まさか……
姫がそんなこと思ってたなんて……知らなかった。
「姫ちゃんは…それだけしか言ってなかったのか?」
陸斗が言った言葉と同時に瞬はヨロついて床に座りこんだ。