僕の白雪姫
苦しい気持ち
「クシュッ!!」
ヤベー……
風邪引いたかも…。
昨日11時過ぎぐらいまであの知らない公園にいて帰りも分かんなくて〜…
ケータイも自分で破壊しちまったし…。
大変だったな……。
「連時って女の子みたいなくしゃみするのねぇ♪」
気付けば前にオカマ野郎の衣希がいた。
そして周りには衣希をオカマだと知らない男共が集まっている。
「うっせ……風邪引いたんだよ…。」
「あら〜♪可哀想ねぇ」
こいつ……ホントに俺のこと可哀想って思ってんのかよ…?
「なんで風邪なんて引いたの?連時が風邪引くなんて珍しいこともあるのねぇ」
「俺人間だからな……昨日いろいろあって11時過ぎぐらいまで外いたから風邪引いた。」
「はぁ!?あんた頭おかしいんじゃないの!?11月にそれも真夜中に外でうろうろしてるなんて……バカよ!!」
「どうせバカだよ……クシュッ!!」
だめだぁ……。
昨日あんなことあったのに今日風邪引いちまうなんて〜……。
それも前に
オカマ野郎いるし…。
今日はついてないな……。
「はぁ……」
「何ため息ついてんのぉ」
俺の机をバンッと叩いて
今日も見るからにハイテンションな陸斗が今日もクールで機嫌の悪そうな零を連れて話掛けてきた。