僕の白雪姫
「俺はもう……誰も好きになんてならない。永遠に」
そう決めた。
これが俺の正しい答え。
だけどこの答えを決めて口にしてみると……
胸が締め付けられて
息苦しくて
心がぶち壊れてしまうほど苦しい気持ちになってしまうなんて……。
俺の人生後悔ばっかだ…。
だけど一度口にしたことはもう絶対に曲げたくない。
「じゃあ…」
そう言って保健室を後にした。
その時…
まさか朱李が姫をあんな目にあわすなんて思ってもみなかった。