僕の白雪姫
「お前…バカだろ〜…」
鼻で笑って言うと陸斗から返事が返してこなかった。
不思議に思って話掛けてみる。
「おーいなに黙って…」
『先生ぇ…連時の奴仮病使ってま〜す。怒ってやってくださーい』
「おいコラ!!陸斗!!」
俺は止めようとして陸斗の名前を呼んだけど電話の向こうからの声は陸斗ではなく先生の怒鳴り声だった。
くっそ……
陸斗のヤツ……
後でボコる。
先生に電話で説教なんて初めてだけど電話で説教されてると説教の聞いてる態度で怒られないから楽だな…。
俺は先生の説教をベッドで横になり右から左に受け流しながら聞いていた。
長ったらしい
先生の説教がやっと終わりケータイを切って部屋にある時計を見た。
10時51分……ぐらいか
先生に説教されたし…
しゃねぇから行くか……
まぁ電話なくても行く気だったんだけど……。
そんなことを思いながら誰もいない家に
「いってきます」
だけを言って家をでた。
「さっび……」
最近昼でも寒くなってきたからイヤになる。
もうすぐで12月だし仕方ないけど……。
ため息を出すと
白い息がでた。