僕の白雪姫


ちなみに陸斗も…
結構好きなタイプだったらしいから
ショックで気絶。




「ああ…わかった」




龍たちの方を見ると
衣希は龍がタイプではないらしく完全拒否状態。
龍はそんな衣希の行動に負けじと必死に口説き中。





…あ、そういえば。





「なぁ舜、姫と龍って付き合ってんじゃないの?」





確か龍と姫は付き合っているはずだ…
なのに龍は衣希を姫の目の前で必死で口説いているし姫はそんな龍に何も言わない。




なぜ?





「ん?付き合ってたな…」




「付き合ってた?」





「ああ、最近別れたみたいだぞ」





え?





「でも…姫が寄り戻ったって…」




確かに
姫が友達と話していた時そう言っていた。





「それは多分嘘だな」





「なんで?」





「だって姫がにぃを振ったんだよ。あの時のにぃはものすっげぇ泣いてたな…」




え?
えええ?




話しがよく
理解できないんですが?
なんで姫は嘘を言ったの?




俺は驚き過ぎて
目を大きく見開き
舜をじっと見ていた。





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