僕の白雪姫
そんな俺を舜はチラッと見てから
「キモいからあんま見んじゃねぇよ」
やっぱ驚いた時の俺の顔って…
キモいのかな?
「なんで姫は嘘を言ったんだよ?」
「そんなこと知らねぇし」
うわ…
答えんのめんどくさそうだな…。
「あ、そうだお前に言いたいことがあったんだよ」
いきなり
舜が話し出して
さっき舜がめんどくさそうに答えたように俺も返事を返す。
「なんだよ…」
「この前…姫が龍に連時のこと嫌いみたいなこと言ったじゃん…」
それを聞いて
適当な態度をとるのをやめちゃんと舜の方を見て話を聞く。
「いいいい、言ったな」
動揺すんな俺!
なんで動揺すんだ俺!!
「あれ、嘘みたい」
「ほぇ?」
動揺していたけどいきなり力がスッと抜けて変な声を出してしまった。
なんだよ『ほぇ』って
なんか恥ずかしい。
「あれさ…姫が龍にお前のこと楽しそうに話してたからムカついて俺に嘘言ったわけ」