僕の白雪姫


「結構龍って腹黒だから」




は…腹黒…
確かに。
零が世界一優しいとか言ってたけど
猫かぶってたのか…。





「そうなのか…ふぅ」





「なんだよ最後のホッとしたような声は?」





舜がニヤニヤしながら
俺を上から見下ろしている



こ…こいつ…
なんか…気付いたみたいだな…。





顔が一気に熱くなる。
ヤバいこれは…
完全にばれた。





「お前…姫のこと好きなんだろ?」





「それがなんだよ…」





「顔…真っ赤だぞ」





ギャアアァァ!!!!





恥ずかし〜!
なんでこんな奴にまで
バレるんだ…。
俺っていがいとわかりやすいタイプなのか?





「俺って…すぐ顔に出るのか?」





「知らねぇよ…でも…すぐ顔に出るタイプなんじゃない?今みたいに…」





こんの…
ドSが!
俺の足が完治したら
絶対に…殺す!





聞いた俺も俺だけど…。





「おい!連時!なんで部屋にいねぇんだ!!」





いきなり
屋上の扉を勢いよく開けてドスドス近づいてくる人物…
その名も零。





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