僕の白雪姫

作戦



もう一度姫を俺のとりこにさせると
決意したあの日から
2日…




右足が治ったから
病院も退院して
今は学校の授業中。




ねむ…。





「姫…何してるかな…」





姫は病院をまだ退院してないからまだ学校にいないんだよな…。




そもそも姫は
俺より先に退院出来たはずだったのに…。
あの夜誰かにでっかい石をけがしてる足にぶつけられたからだ…。
誰だよ…。
誰がやったんだ




コンッ




授業を聞かないで
頬を机にベッタリ引っ付けて唸りながら考えていると頭を誰かに軽く殴られた。




「お前は…俺の授業に集中できねぇのか?」





頭の上から
聞こえてくる低い声。
頭の上から声がしたので
重い頭をゆっくり持ち上げて低い声のした方を見る。




「あ…ひーくん」





「ひーくんって呼ぶな…!!先生と呼べ!!」




陽田 仁志(ひだ ひとし)
一応先生。
あだ名がひーくん。
女子に結構人気な先生。



まあ俺の足元にもおよばないけど。



なんか
ちょっとワックスでたてた髪とか
キツい目とか
態度がいいらしい。





どこがいいか分からんが…女子に結構人気でも
男子にはあんまり
人気がない。





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