僕の白雪姫
俺は結構好きだけど…。
「なんだよひーくん…俺になんか用でも?」
「ひーくんって呼ぶな!俺の授業を聞いてなかっただろ…だからお前には英文で反省文かけ」
「ききき聞いてました!!」
英文の反省文とか死ぬ!
死んでもしたくない…
「ギャハハハハ!!連時ぃ…なに考えてたんだよ〜?変態みたいなことか?」
教室から入ってくるなり
大声で笑って俺をからかってきた陸斗。
珍しいな…
陸斗も3限目から学校くることあんだ…。
「そんなこと考えてねぇよ…お前じゃあるまいし!!」
「俺だってそんなこと考えないぜ!!」
「嘘つけ!!なんか暇があれば考えてんじゃねぇか!!」
俺はちょっとムッとして
床においていた杖を持って陸斗に近づく。
「なんだと…久々にあったってのにその態度は…」
「ああ゛?ケンカ売ってんの?」
俺の言葉で
教室にいた生徒たちがいっせいに壁際による。
ひーくんは俺の席に座ってため息をついている。