僕の白雪姫
「上等だ!かかってきやがれ!」
とか言っときながら
自分から殴りかかろうとする陸斗。
だけど陸斗の顔は
みんなから見たら怒ってるみたいだけど俺からみたら楽しそう。
この顔はまさか…
ドーンッ
「いでぇ!」
やっぱり…
この顔は絶対に抱きついてくると思ってたよ。
でも押し倒してくるとは
思わなかった…。
しりが痛い。
足が痛い。
気持ちは嬉しいけどね。
陸斗が俺を押し倒したもんだからみんなびっくりして硬直している。
「会いたかったぞ〜我親友よ!」
「俺も会いたかったけど…痛いからどけ…」
「おお…悪い悪い…」
そうは言っているけど
俺の上から退こうとしない
邪魔なんですけど…
なんていえねぇよ。
「おい、そこのホモ」
またなんか厄介な奴が
教室から登場。
「ホモじゃないから…零…こいつ退かして。俺の足悪化するから」
嫌そうな顔をしながら
陸斗の腕を掴み俺からはがしてくれた。
「ありがと…てか零なんで学校来んの遅いわけ?」