僕の白雪姫


俺たちが話しかけたのが
いけなかったのか
それともひーくんって陸斗が呼んでしまったからなのかは知らないが
ひーくんは
恐ろしいゆっくり俺たち
三人が立っている方に歩いてきた。





「お前らは…俺の授業中に堂々と立ち話か?
いい度胸してんな…」





俺たちの前の立ち
両サイドにいた陸斗と零の肩をがっしり掴んで
真ん中に寄せる。




せまい…。
男三人密着してるのはイヤだけどその前に
今のひーく…
いや…
先生はホントに妖怪を連れてきたように恐ろしい。





「そ…そんな…俺は別に」




「言い訳無用!!!!」





そう言って
俺たち三人を締め付けるように抱き締める。





「イダイ!!いだい!!」





「ギブ!ギブー!」





「し…死ぬ!」





三人そろって弱音をはいたところで
妖怪ひーくんから解放されて陸斗と零が床にしゃがみこんだ。





俺…杖あってよかった…。




「お前ら三人今日放課後居残りで英文の反省文10まい書け!!!!」





ガーン…





俺たちは
放課後がくる前に
何度も早退しようとしたけど…
その度にひーくんに出くわし逃げたせずに
もう放課後…





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