僕の白雪姫
「とにかく…零ちゃんの初めての恋を協力すればいいんだろ?」
また陸斗はふざけて
気持ち悪い声で…。
そのうち
キレてくるんじゃね?
零が。
「そうだけど…零ちゃんってやめろ。キモいから」
「そお?あんまりキモくないと思うけど…」
「普通にキモいから」
陸斗が少しすねた顔をして俺を見る。
な…なに?
いきなりこっち向かれるとマジでビビるんですけど。
陸斗は何も言わないで
俺の顔をじっと見ているだけ…。
「なんだよ?」
「連時さ…今まで付き合ってきた彼女って何人?」
なんだいきなり?
「確か…えっと…」
何人だっけ?
確か名前が…
まき、かな、ひな、かなえ、まり、あき、ゆき、いちご、はな、ゆり、…
「わかんね…」
名前は覚えてるんだけど…人数とか数えたことなかったからな…。