僕の白雪姫
「お前は数えられないぐらい女の子と付き合ってきてるってことだな!」
さっきまで遠くにいた陸斗がいつの間にか目の前にいてこれまたビックリ。
それにこんな近くで
指差されたら気分ワリ…
陸斗の指がかすんで見えるぐらいに近い…。
「まぁそうだけど」
「じゃあお前が零の手助けをしろ!!」
はぃ!?
「なんでだよいきなり!!お前も手助けすんだぞ!?」
陸斗の指を払いのけ
俺と陸斗のおでこが当たるところまで顔を近づける。
「俺は今まで4人としか付き合ったことがないんだからしょうがないだろ!!」
4人でも充分
付き合ってると思うけど
そんなこと俺が言ったらキレてきそうだから言わないけどさ…。
「4人でも充分じゃん」
そう言ったのは
これまた遠くにいたはずなのに近くにいた零。
そういえば…
これが零の初恋で、
女嫌いだから…