僕の白雪姫

作戦実行



あの
鬼のひーくんの説教が終わってから
近くのファミレスによって三人で
零の初恋をどうするかを
ミートソーススパゲッティを食いながら考えた結果。やっと
作戦が決まりました。





名付けて…
[零と愛美ちゃんを引っ付けよう大作戦!]
になった。
名付けたのは
陸斗。





「マジですんの?」





「しなかったらどうすんだよ?」





「さっさとしろ!」






作戦その1





廊下でぶつかり
仲良くなれ!





って…
仲良くなれんのか?
俺は反対したんだぜ?
なのに陸斗が…





『廊下でぶつからないでどうやって話すんだよ!』





とか言ってきたから
しぶしぶ賛成した。
後が怖いし。





「あ…愛美ちゃん来た」





「マジで!」





陸斗が指差す方向には
友達と楽しそうに
こっちに歩いてくる
愛美ちゃんの姿。





「どどどどうしよ!」





やばいな…
零が変になった。
仕方ない…





俺は陸斗と顔を見合せ
頷くと
零の背中をおもいっきり
押した。





< 186 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop