僕の白雪姫


一応陸斗のせいでもあるんだからな。





保健室に行くために
足を一歩前に踏み出した
まだ足いてぇな…



「私も行くわ!」





俺たちはブス子が
言ったと思っただから
振り替えらないで歩き続けた。





だけど…





「ごらあぁぁ!」





びくっ





な…なに!?
なんですかこの声!!





恐る恐る振り替えると
そこには
栗色の長い髪の毛が
愛美ちゃんの顔を隠して
どんな表情をしているか分からない。





だけど大体
想像がつく。
陸斗の化け物の顔をよりも
ひーくんの鬼の顔よりも
零のこの世にない顔をよりすごい恐ろしい顔をしていると思う。





てかそうだし!
女の子がこんな表情するなんて初めてしった…。





「貸せよ!」





「はいぃ!」





「陸斗!」





「はい!」





「そこどけ!」





「はい!」





日本一怖いと言われている陸斗でさえビビっているなんて…
なんてすごい女の子なんだ




愛美ちゃんは
零を引ったくって
保健室へもうダッシュ。





俺たちは
愛美ちゃんたちが
廊下を曲がった時に
正気になって
愛美ちゃんたちをおった。




って!
走れねぇから
ちょっと待てよ!!





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