僕の白雪姫
お前には一生わかんないと思うけど…?
そんなことより
零たちだよ!
今どうなってんだ?
「今どうなってる?」
「愛美ちゃんが『ホントに?』って聞き返して零が『マジだから』って言ったところ」
その話を聞いて
あんまり話は続いていないらしい。
「あ…なんか零が言い出しそうだぞ!」
その言葉で
陸斗と一緒に
またのぞく。
「だから…俺と付き合ってよ…」
…頑張ってんな…。
何気に零の奴上目遣いで
愛美ちゃん見てるし。
「あたし…」
愛美ちゃんが
ゆっくりと話始めた。
この間の
ドキドキが止まらん!
「あたしは…」
ドキドキドキドキ…
「あたしは零くんみたいな弱そうな男ってあんまり好みじゃないの!」
・・・。
「「「え?」」」
三人の声が被る。
どうゆうこと?
「零って…弱いか?」
「いや…俺の次ぐらいに強い男だと思う」
「だよな…」
だって俺たちの
親友だぜ?
弱い訳がない。
それに陸斗の奴
自分のこと強いって思ってんのかよ。