僕の白雪姫


誰も入れないように
面会もさしてくれなかった
なのになんでだろ?
確か家族しか面会はしちゃいけないはず…。





俺は
少しあいたドアの隙間から聞こえる
朱李と姫の会話を
盗み聞きすることにした。







「どうしてきたの?」





いつもと違う
震えた姫の声が聞こえた。




「来ちゃ行けないの?」





「別にそんなこと…」






「あっそ…それより今日はあんたに話があってここに来たの…」






なんでだろ?
朱李のしゃべり方や
態度がいつもて全く違う。




すごく…
冷たい






「ねぇ…
連時をあたしに
ちょうだい?」





「「えっ!?」」






あっ
思わず声が…
てか姫と被ったし。





慌てて口に
手を口に当てて固まった。まぁ姫と声が被ったこともあり二人には
バレなくてすんだ。






そして二人は話続けた。






「いいじゃない…
あたしはあんたに愛する人をあげたでしょ?」






愛する…人をあげた?






「そ…それは…」






それよりも…
なんで俺?
まだ朱李は俺のこと
好きだったのか?
それに姫は俺のこと
好きでもないのに…






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