僕の白雪姫
「は?どうゆう意味?」
「えっと…だから」
パチンッ
一瞬
なにが起きたか
わからなかった。
頬がジンジン痛い。
姫は目を真っ赤にして
泣いている…。
意味がわからない。
なんで叩かれたのか…
なんで泣いてるのか…
「…ない…」
「え?」
「あたしはあんたが思ってるみたいに弱くない!」
パチンッ
二発目!?
だけど
一発目よりも痛い。
頬じゃなくて
心が…
俺は姫をどう見てた?
か弱い女の子?
彼氏を一途に思う子?
ただ可愛いだけ?
そんな軽い気持ちで
姫のことを思ってる訳じゃなかった。
つもりだった。
なのに…
今の姫は
「私も…あなたのことが…大ッ嫌いだから…」
「…うん…」